※本記事は妊娠・流産に関する内容です。苦手な方はこの記事は飛ばしてください。
「胞状奇胎と診断されたけど、治療や経過観察にどれぐらいのお金がかかるのだろう?」
そんな不安を抱えている方は少なくないと思います。
胞状奇胎は、きちんと治療すれば命にかかわることは少ないものの、手術や定期的な血液検査は避けられないため、私自身も「治療費はどのぐらいかかるの?」と心配になりました。
そのため、この記事では、
- 胞状奇胎の手術~妊娠許可が出るまでの治療費はいくらかかるか
- 保険や助成制度でどのぐらい負担を減らせるか
- 実際の自己負担額はいくらだったのか
を私の体験をもとにまとめました。
今回紹介するのは、私自身が胞状奇胎と診断され、数値が順調に下がって妊娠許可が出るまでにかかった医療費です。
病院の方針や治療の進み方によって、手術の回数や検査での通院頻度は異なるため、あくまでも一例としての胞状奇胎の治療費となります。

最後に、よくある質問(Q&A)も紹介しているので最後まで読んでいただけたら嬉しいです🫧
この記事が、同じように不安を感じている方の気持ちを少しでも軽くし、これからの生活設計の参考になれれば嬉しいです。
妊娠許可が出るまでの流れ
費用を紹介する前に、私が実際に体験した妊娠許可が出るまでの流れを簡単に紹介します。
- 子宮内容除去(手術)を受ける
- 定期的に血液検査(hCG値のチェック)
- 数値が陰性になったあとも、一定期間は経過観察
- 陰性値になってから半年経ち、再発や悪性化がないことを確認できたら妊娠許可
- 妊娠許可が出た後も4~5年ほどは再発防止のため定期的に検査が必要になる
▼実際のhCGの推移・経過観察の流れはこちらの記事にまとめています。


胞状奇胎の治療費の目安
胞状奇胎の治療には「手術費」と「通院・経過観察費」がかかります。
それぞれ私が実際にかかった費用を紹介します。
胞状奇胎の手術にかかる費用
胞状奇胎と診断された場合、多くの方が受けるのが子宮内容除去術です。
私の場合は、健康保険3割負担・日帰り手術で、23,000円でした。



私は1回のみでしたが、2回手術が必要になる方も多いそうです。
▼手術の流れと費用について詳しくはこちらにまとめています。


通院・血液検査にかかる費用
手術後は、hCG(ホルモン値)の数値が下がるまで、定期的に通院・検査が必要です。
私が実際にかかっった費用(健康保険3割負担)は以下になります。
内容 | 費用 |
---|---|
術後の内診+調剤+エコー | 1,170円 |
血液検査+エコー | 1,460円 |
病理検査追加費用 | 1,200円 |
血液検査+エコー | 2,340円 |
血液検査 | 910円 |
血液検査 | 910円 |
エコー+紹介状 | 1,180円 |
初診+血液検査+エコー※病院転移のため | 5,430円 |
血液検査 | 770円 |
血液検査+エコー | 3,290円 |
血液検査 | 740円 |
血液検査+エコー | 2,890円 |
血液検査 | 1,300円 |
血液検査 | 740円 |
血液検査+エコー | 2,330円 |
血液検査 | 1,300円 |
血液検査 | 1,300円 |
血液検査+エコー | 2,890円 |
妊娠許可が出るまでのトータル費用
- 手術費:23,000円
- 通院・検査費:32,150
- 合計:55,150円
血液検査は「高額になりそう・・・」とうイメージがありましたが、実際には初診以外はhcgのみの検査だったためか、思ったよりも費用はかかりませんでした。
一方で、エコーで診てもらう日の検査費用は、少し高めになる印象でした。
また、私は手術から妊娠許可が出るまでに、約9ヶ月かかり、通院の間隔は、数値が陰性になるまでは、1~2週間ごと、陰性値に下がってからは2週間~1ヶ月のペースでした。
保険・助成制度で費用を抑える方法
「治療費、結構かかるな・・・」と感じる方もいると思いますが、健康保険や医療保険、助成制度を活用することで自己負担を減らすことができます。
健康保険の適用範囲
胞状奇胎は「病気」として扱われるため、健康保険が適用されます。
自由診療ではなないので、自己負担は3割です。
医療保険の給付対象になるケース
加入している医療保険の内容によっては、
- 入院給付金
- 手術給付金
が受け取れる場合があります。
給付対象かどうかは契約内容によって異なるので、一度ご自身の保険会社へ確認するのがおすすめです。
付加給付金(健康保険組合独自の制度)
勤務先の健康保険組合によっては、付加給付金が受け取れる場合があります。
例えば、自己負担が2万円を超えた分を組合が負担してくれるなど、会社員や公務員の方にとってはとても手厚い制度になります。



私は、この制度を利用し、2,800円の給付金が受け取れました!
加入している健康保険組合によって条件は異なるので、ぜひ一度チェックしてみて下さい🌷
▼保険金・付加給付金について詳しくはこちらで紹介しています。


医療費控除
1年間にかかった医療費が10万円を超える場合、確定申告で「医療費控除」が受けられます。



私は、10万円には届きませんでしたが、家族の医療費と合算もできるので、合わせると対象になるケースもあります。該当しそうな方は、確定申告で忘れずに申請してください🥰
高度医療費制度
1ヶ月にかかった医療費が自己負担の上限額をを超えた場合、申請することで超えた分が払い戻しされます。
胞状奇胎の治療では、そこまで高額になるケースは少ないですが、入院が長引いた場合や他の治療と重なった場合には対象になるケースもありますので、知っておくと安心です。


まとめ│胞状奇胎の治療費と私の自己負担額について
私の場合、先ほどもお伝えした通り、胞状奇胎と診断後の手術~妊娠許可が出るまでにかかった医療費は、合計55,150円でした。
一見すると、負担が大きいように感じますが、
- 加入していた医療保険の保険金
- 勤務先の健康保険組合からの付加給付金
を受け取れたことで、実質の自己負担額は0円となりました。
妊娠許可が出たあとも、再発予防のために4~5年ほどは、半年~1年に1回の定期通院・検査が必要なのと、再発する恐れもあり、今後は自己負担が発生する可能性もありますが、現時点では経済的な不安は大きくありません。
治療や経過観察が続くのは不安やストレスもありますが、保険制度や給付金などを活用すれば、経済的な負担は大きく減らすことができるので、この記事が、同じように不安を抱えている方の安心材料になれれば嬉しいです🥰
よくある質問(Q&A)
胞状奇胎の治療費はどのぐらいかかりますか?
多くの場合、手術費と通院費を合わせて5~10万円程度が目安と言われています。
手術は1回で済む方もいれば、2回必要になる方もいるのと、回数や通院期間によって金額は前後することもあります。
私の場合、手術が1回・通院9ヶ月で55,150円かかりました。
胞状奇胎の手術費用はどれぐらいかかりますか?
胞状奇胎の手術(子宮内容除去術)は、健康保険が適用され、日帰りで2~3万円前後(3割負担の場合)が多いです。
中には、入院が必要になるケースもあるので、その場合はもう少し費用が増えることもあります。
私は日帰りで、23,000円でした。
医療保険の給付金は受け取れますか?
契約内容にもよりますが、胞状奇胎の手術は「手術給付金」の対象になることが多いでので一度保険会社にご確認すると安心です。
私は実際に保険金を受け取り、現時点の自己負担額をゼロにできました。
通院や血液検査はどれぐらいの頻度で必要ですか?また費用はどのぐらいかかりますか?
術後は、hCG値が陰性になるまでは「1~2週間おき」、その後は「2週間~1ヶ月に1回程度」が目安です。
私の場合の通院費用は1回あたり、1,000~3,000円程度かかり、9ヶ月で32,150円かかりました。
妊娠許可が出た後も通院は必要ですか?
はい。妊娠許可が出ても、4~5年は半年~1年に1回の定期検査が必要です。
再発の可能性があるため、長期的な経過観察が大切です。
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷
少しでも参考になれれば嬉しいです!
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今日も家計管理、おつかれさまでした🌿✨
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