「毎月のやりくりはしっかり管理しているのに、急な出費で家計が赤字に・・・」そんな経験はありませんか?
実は、その原因の多くは「特別費」をきちんと計画していないことにあるかもしれません。
車検や保険、税金、家電の買い替えなど、毎月ではないけれど、年に数回発生する大きな出費のこと。
この特別費を計画的に管理すれば、予想外の出費に慌てることもなく、家計にゆとりを持たせることができます🌷
この記事では、
- なぜ特別費の管理が必要なのか
- 特別費の具体的な管理・準備方法
- やりくり費との線引きの仕方
- 家計簿への書き方や一覧表の活用方法
などを紹介しています。

特別費を味方につけて、赤字知らずの家計を一緒に目指しましょう😊♩
特別費とは?家計管理で見落としがちな出費
家計管理をしていると、意外と見落としがちなのが特別費です。
特別費とは、毎月ではないけれど、年に数回発生する大きな出費のこと。
- 固定資産税や自動車税などの税金
- 車検などの車関連費
- 自動車保険や火災保険などの保険
- 冠婚葬祭のお金
- 冷蔵庫や洗濯機などの家電の買い替え
- 住宅の修繕費 など
これらは、毎月の生活費には含まれないため、事前に準備していないと赤字の原因になってしまいます。
特別費を管理しないと家計が崩れる3つの理由
特別費を管理してないと、次のような状況に陥りやすいんです。
- 急な出費が発生し、貯金を取り崩してしまう
- 家計簿が赤字になり、節約のモチベーションの低下に
- 毎月のやりくりのストレスが増え、家計管理が続かない
家計管理で大切なのは「予定していない出費」をできるだけ減らすこと。
特別費をあらかじめ準備しておけば、急な出費にも慌てずに対応でき家計を崩れるのを防ぐことができます。
特別費の管理方法│初心者でもできる3ステップ
特別費をしっかり管理するために、我が家では次の3ステップで管理しています。
年間特別費をリストアップする
まずは、1年間で発生する特別費を全て書き出すことからスタート。
- 家計簿を1年以上つけている方は、過去の家計簿をチェック
- 家計簿をつけていない方は、クレジットカードの明細や口座の履歴を見ながら分かる範囲でOK
- 固定資産税
- 自動車税
- 自動車保険
- 火災保険・地震保険
- シロアリ予防費
- 車検・その他車関連費
- 住宅ローン(ボーナス払い)
- 旅費
- イベント費
- 帰省費(遠方なため)
- 家電買替費
- 住宅修繕費
- 冠婚葬祭
- 予備費 など
急な出費用に予備費も作っておくことで、急な出費にも対応することができます。
それぞれの予算を決める
次に、リストアップした特別費ごとに予算を設定します。
- 自動車税:36,000円
- 自動車保険:40,000 円
- 旅費:150,000円
- 火災保険:300,000円 など
まだ金額がはっきりわからないものは、少し多めに見積もるのが安心です。
予算を設定し年間の総額を出すことで「1年間でこんなに必要なんだ!」と気づき、普段のお金の使い方を見直すきっかけにもなります。
特別費の準備計画を立てる
最後に、合計金額を、いつ・どの方法でお金を準備するのかを決めます。
- ボーナスでまとめて準備する
- 余剰費用を活用する
- 毎月少しずつ積み立てる



詳しくは、次の章で紹介します。
1年間の特別費を、見える化→予算化→計画の流れで管理すれば、家計にゆとりが生まれ、急な出費にも慌てずに対応することができます。
特別費の準備方法│家庭に合わせて選べる3つのやり方
特別費を計画的に準備するために、3つのおすすめの方法を紹介します。
① ボーナスからまとめて準備する
ボーナスがある家庭なら、年に1~2回まとめて特別費を確保する方法がおすすめです。
我が家は基本ボーナスで準備しており、次のように分けて準備しています。
- 夏のボーナス:7月~11月の特別費
- 冬のボーナス:12月~6月の特別費
また、火災保険や地震保険のように、数年に1度まとめて支払う高額の費用は、必要金額を年数で割って少しずつ積み立てておくと安心です。
例えば、5年後に火災保険継続費用で30万円必要な場合、30万円÷5年間=年に6万円ずつ積み立てる。



我が家は、税金などで12月~6月の支出が多いので、こういった積み立ては夏のボーナスで準備しています。
② 余剰費用を活用する
先取貯金以外の毎月の余ったお金を「余剰費用」として特別費に回す方法です。
例えば我が家では、夫がiPhoneを紛失して急に買い替えが必要になったとき、この余剰費用から対応しました。
ボーナスだけでは足りないときのサブ予算として活用しています。
③ 毎月コツコツ積み立てる
1年分の特別費を12で割り、毎月コツコツ積み立てる方法です。
例えば、年間24万円必要な場合、24万円÷12ヶ月=月2万円ずつ積み立てる。
特別費は、家庭の収入や出費のタイミングに合わせて無理なく準備できる方法を選ぶことが大切です。
自分の家計に合ったスタイルを見つけてみてください☺️



3つの方法を組み合わせて準備するのもOK!
美容費・洋服代・コンタクト代は特別費?やりくり費?仕分けの考え方
特別費を管理していると「美容費や洋服代、コンタクト代は特別費に含める?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
私の家計管理では、基本的にこれらは、やりくり費の中で補なうようにしています。(私の家計簿上ではやりくり費②の項目)
その理由は、化粧品や日常の洋服代、コンタクト代などの購入は、ボーナスで準備したり、積み立てたりするほど突発的な出費ではないからです。
ただし、金額が大きく月の負担になるものは、特別費で準備することもあります。
- 毎月のやりくり費でカバーできる出費 やりくり費
- 負担が大きい出費 特別費で準備
このようにルールを決めておくと、家計簿がシンプルになって管理もラクになります😊



「やりくり費」と「特別費」の線引きをはっきりさせておくと、家計管理の迷いが減り、長く続けられる家計管理の仕組みが作れます🌷
特別費の家計簿の書き方│赤字にならない管理方法


我が家では、特別費は特別費の欄には記入しますが、毎月の家計簿の「支出合計」には含めないようにしています。
その理由は、特別費を支出合計に含めてしまうと、
- 家計簿が赤字になってしまう
- 本来の生活費と特別費が混ざり、家計の状況が分かりにくくなる
といった問題が起こるからです。
事前に準備しているお金は「生活費とは別」として管理すると、家計の流れがスッキリ見えるようになります。
▼我が家の家計簿のつけ方はこちらでも紹介しています。


特別費は「特別費一覧表」でまとめて管理
我が家では、特別費をこのようにExcelで一覧表にして見える化しています。


一覧表にすると次のようなメリットがあります。
- 出費の内容・予算・実際にかかった金額を一目で確認できる
- 年間の合計金額が明確になり、準備の計画が立てやすい
- 昨年との比較ができ、来年の予算計画がラクになる
- 特別費の全体像が見えて、家計の見通しが立てやすくなる
一覧表は、Excelやノートなどで簡単に作成できるのでせひ、作成してみてください🥰



私は毎年12月~1月に前年度を参考に特別費一覧表を作成し、計画を立てています。
まとめ│特別費を見える化すれば家計がラクになる
特別費をあらかじめ準備しておくだけで、家計の不安を減らすことができます。
今回紹介したポイントをおさらいすると、
- 年間の特別費をリストアップする
- 予算を決め準備計画を立てる
- 特別費一覧表で管理して見える化する
この流れを取り入れるだけで、毎月の赤字を減らすことが出でき、急な出費に振り回されることも少なくなります。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、できることから始めること。
まずは、年間の特別費を書き出すことから始めてみて下さい。
少しずつ整えていけば、きっとお金の不安が少なくなり家計に余裕と安心感が生まれていきます🥰
特別費のQ&A
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷
少しでも参考になれれば嬉しいです!
もし、この記事を気に入っていただけたら、
他の「貯め体質になる暮らし」の記事もぜひ、のぞいてもらえたら嬉しいです👀✨
もし何かありましたら、
コメントやお問い合わせまでお気軽にどうぞ🌸
今日も家計管理、おつかれさまでした🌿✨
コメント